大泉井頭針灸院

疲れ目からくる頭痛が辛い!眼精疲労に伴う頭痛とは

頭が痛い、
と言っても、その中身は色々です。
脳内出血脳腫瘍など、命に関わる様な病気が原因となる頭痛もあります。
ですから、まず、病院での診断は必須です。
頭痛を侮らずに、必ず専門医に相談しましょう。

さて、こうした他の病気が原因となるもの以外の頭痛、すなわち頭痛そのものが問題となる頭痛には種類があります。

今回は、疲れ目が進んだ眼精疲労から来る頭痛について書いていきたいと思います。

 

眼精疲労に伴う頭痛

頭痛は、大きく分けて3種類。

1. 緊張型頭痛
2. 片頭痛(偏頭痛、血管性頭痛)
3. 群発頭痛

です。
このうち、眼精疲労が原因となるのは、緊張型頭痛片頭痛です。

緊張型頭痛

首や肩、頭の筋肉の過度な緊張が原因でおこる頭痛です。
いわゆる肩こり頭痛です。

筋肉が硬くなることによって、血流が悪くなり、所属神経が刺激されて頭痛が起こります。

締め付けられる様なキリキリとした痛みや、頭全体がガンガンする様な痛みです。
酷くなると、めまいや吐き気を伴うこともあります。

痛みは、数時間で治まるものから、数ヶ月続くものまで様々です。

血流が悪いことが原因なので、温めたり、筋肉を刺激したりして、血行促進することが対処法になります。
対処法の詳しくは、こちらの記事で書きたいと思います。

 

片頭痛

何らかの原因で、血管が拡張してしまう事により起こる頭痛です。
過度に拡張した血管が周りの神経を刺激して痛みが起こります。

従って、心臓の拍動に伴ったズキンズキンとした強い痛みが襲って来ます。
こめかみの辺りから痛む事が多いです。
片頭痛とは言うものの、両側が痛むこともあります。
女性に多い、とされています。

発作性の頭痛であり、数時間から2、3日続き、1、2週毎に周期的に繰り返します。

姿勢を変えるなど、頭の位置を動かすと痛みが増しますし、光や匂いなどにも敏感になり、環境の変化にも影響を受け易くなります。

吐き気や下痢などの症状を伴うことも多く、日常生活への影響も大きいです。
強い肩こりが見られる事もあり、緊張型頭痛との違いが分かりにくい場合もあります。
実際、緊張型頭痛と片頭痛が両方発症するケースもあります。

血管の拡張が原因なので、冷やしたり、動かさない様にするのが対処法になります。
詳しくは、こちらの記事で対処法を書いています。

 

群発頭痛

眼精疲労との因果関係は分かっていませんが、慢性頭痛の中では、最も痛みの激しい頭痛です。
片方の目の奥に、キリで刺された様な激痛が起こります。

「群発」というのは、1、2ヶ月の間、毎日頭痛が起こるからです。
痛みは、1日に1、2回、ほぼ決まった時間に15分から数時間現れ、夜中から明け方にかけてが多いです。
そして、その時期が終わると頭痛は治りますが、半年から2、3年毎にそれを繰り返すのです。

あまりの激痛にじっとしていられない、と言われ、かなり深刻な頭痛です。

働き盛りの男性に多いのも特徴です。

原因は、はっきりとは分かっていません。
眼の奥にある血管が拡張して炎症を起こしているのではないか、
という説が主流です。

対処法は、今の所、痛みを抑えるしかありません。
ある程度効果のある薬も分かっていますし、酸素吸入も効果があります。
痛み出してから、なるべく早い処置が有効です。

アルコールやタバコが悪化の原因になります。
群発している時期に飲酒すると、ほぼ確実に頭痛になる事が知られています。

発症する人が少なく、あまり認知されていない頭痛ですが、速やかな病院での管理が必要となる厄介な頭痛です。