肩がこる、と感じながら過ごしている方は多いと思います。
これが、単なる疲れや筋肉の疲労であれば、休んでいれば治ります。
でも、それだけでは解消しない辛い肩こりの方には、他に原因があるかも知れません。

色々な肩こりの原因
唯の肩こりと思っても、その原因の中には怖いものも含まれています。
他の病気の症状として現れるものがあるからです。
狭心症や高血圧などの循環器系の疾患の他、うつ病や更年期障害などでも肩こりが現れる事があります。
これらは、付随する症状などを考慮して、病院での診察を受けるべき肩こりです。
それから、頚椎や筋肉、靭帯などの損傷や変性があるのかもしれません。
頚椎椎間板ヘルニアや五十肩などです。
これらの疾患から現れる肩こりも、その損傷に対する治療を行わないと効果が期待出来ません。
そして、これらの原因がはっきりしているもの以外の、原因がはっきりと分からない肩こりが一番多いのです。
原因がはっきりしない、というのは、肩こりが様々な生活習慣から来ているからです。
姿勢が悪かったり、寝不足だったり、運動不足やストレスなどですね。
そして、疲れ目による肩こりも、このカテゴリーに入ります。
疲れ目による肩こり
近年、PCやスマートフォンの普及により、モニターを見過ぎることによる疲れ目が増えています。
特に、スマホの普及が凄まじく、その使用時間はどんどん長くなっています。
わたくし管理人も、スマホの見過ぎで疲れ目を感じている一人です。
モニターの細かい字を凝視することにより、目の周りやピントを合わせる筋肉に疲労が蓄積します。
集中して画面を見つめていると、まばたきの回数が減って、ドライアイからの眼精疲労を引き起こします。
更に、液晶モニターから発生しているブルーライトが、目を疲れさせると言われています。
そして、必ず姿勢が悪くなります。
姿勢が悪いと肩こりになる
私が見る限り、慢性の肩こりで悩んでいる方の殆どは、姿勢が悪いです。
原因の殆どは姿勢と疲れ目なのではないか、と思う程ですね。
そして、どちらにも当てはまる方も多いです。
そもそも、PCやスマートフォンを使っている時の姿勢が悪い人が多いからですね。
姿勢が悪いと、自分の頭の重さを支えるための筋肉に余計な負担がかかり、筋肉が緊張を強いられて肩こりになります。
姿勢が悪いことに慣れてしまうと、筋肉に負担がかかる事に気が付かずに、疲労が蓄積してしまうのです。
肩こりになりにくい姿勢
背筋を伸ばして、胸を張る事です。
背筋を伸ばして姿勢を良くしようとすると、腰を反らしてしまう人が多いのですが、それでは腰痛を誘発してしまいます。
腰を反らさずに、背中を伸ばさなくてはいけません。
そのために、背骨を反らすよりも、胸を張るようにした方が上手く行きます。
両方の肩甲骨を引き寄せるつもりで、肩を両サイドに開きます。
そして、その位置から肩の力を抜いて肩を下げます。
すると、大体良い姿勢になっていると思います。
常にこのままでいるのは辛いと思うので、気が付いた時になるべく直す様にする位で良いと思います。
繰り返すうちに、自然に身に付くようになる筈です。
モニターから目を離そう
良い姿勢でいる為にも、PCやスマホの画面から、なるべく距離をとりましょう。
少なくとも30センチ以上は、距離を置いた方が良いです。
姿勢の為にも、疲れ目を防止する為にも、気を付けたい所です。
肩こりも酷くなると、本当に辛いものです。
少し気を付けるだけでも、かなり防止出来ますので、是非、試してみて欲しいと思います。