大泉井頭針灸院

肩こり・疲れ目対策になる良い姿勢のつくり方

肩こりの対策と言えば、運動したり、マッサージを受けたりする人が多いのでしょうか。
確かにそれも効果的ですよね。

しかし、肩こりの記事でも書きましたが、肩こりは姿勢が悪い為に酷くなっている場合が多いのです。
そして、悪い姿勢は、疲れ目にも悪影響を及ぼしています。

今日は、意外に対策されていない姿勢について、改めて詳しく書きたいと思います。

 

肩こりをおこさない姿勢とは?

スマホやPCの普及で、姿勢の悪い人が増えています。
下を向いて、背中を丸めている人が増えているんですね。
いわゆる「猫背」です。

この猫背を解消しないといけません。

 

自分で出来る姿勢の正し方

勘違いしている人が多いのは、丸くしている背骨を伸ばそうとしている事です。

猫背で問題なのは、背骨が前屈みになっている事では無く、両肩が前に入っている事です。
「胸を張る」事をしなくなっている事が問題なのです。

だから、姿勢を正す時は、両肩を後ろに引く様にする事が大切です。
背骨を反らす事は、無視して構いません。

自分で出来る猫背対策

両方の肩を後ろに引いて、両方の肩甲骨を近付ける様にしましょう。

 

肩の力を抜く

肩を後ろに引いた時に、肩の筋肉に力が入って肩を上げてしまってはいけません。
肩を引いたら、そのままストンと力を抜く様にします。

しかし、肩こりに悩まされている人には、自分の力を抜く事が苦手な人も多いですよね。
そういう場合は、肩をグルグル回すのが効果的です。

腕を下げたまま、肩を回します。
最初は両肩を思い切り前に出します。
そして、上に挙げて、後ろへ。
それから下へ下げます。
これを繰り返してグルグルグルグル。

最後に、肩が後ろの下方に来た所でストップしましょう。
その位置が、良い姿勢の位置です。

 

腰を反らすのはNG

背骨は反らさなくても良い、と言いましたが、それには理由があります。

背中を反らそうとすると、腰が反ってしまうからです。
猫背になっている背中を反らしたいのに、そこは変わらずに腰が反ってしまうのです。
これは、腰痛を引き起こす事もある上に猫背は改善していないので、良い事は何もありません。

しかし、この姿勢の人は、見た目の姿勢は悪く見えないので注意が必要です。
下手をすると、姿勢の良い人だと褒められている場合もあり、自覚していない人が多いのも問題ですね。

こういう人は、腰を反らさずに、お腹に力を入れると姿勢が良くなります。

姿勢矯正

下腹を少し引っ込めて、そのままキープします。
それなりに力を入れていないとキープ出来ない筈です。
最初は大変ですが、それで良いのです。
慣れれば当たり前になります。

スタイルの良い人でも、下腹は出っ張って来がちなので、ちょうど良いですね。

 

スマホの疲れ目対策にも…

スマホやPCによる疲れ目対策には、モニターと眼の距離が問題になります。
なるべく離した方が良いのは言うまでもありません。

胸を張った良い姿勢ならば、モニターと眼の距離は十分に離せる筈です。

モニターだけで無く、読書や細かい作業などの時も同じですね。

 

慌てずに少しづつ

姿勢の問題は、身体を起こしている時間帯には、常に関わって来ます。
だから、ここを改善すればかなりの効果が期待出来ます。

しかし、悪い姿勢の習慣が付いている人にとっては、常に良い姿勢をキープする事は非常に大変です。

だから、最初は少しづつトライしましょう。
気が付いた時に、慌てて直す位で十分です。
繰り返しやっているうちに、少しづつ良い姿勢になって行きます。

諦めずに、長丁場を覚悟して修正して行きましょう。