今回のメコリヤ美容鍼のツボ解説は、実際には殆ど鍼を打たないツボ
球後穴
です。
球後(きゅうご)

奇穴といって、十二経絡に属していないツボです。
球後穴の場所
瞳の真下で眼窩の縁にあるのが承泣穴です。
この承泣穴と目尻の縁との真ん中にあるのが球後穴になります。
眼窩の縁で、すこし凹んで触れる場所にあります。
球後穴の効能
眼精疲労、疲れ目などの目の疾患、顔面神経麻痺、三叉神経痛など、承泣穴に準じて使われます。
ただ、非常にデリケートな場所なので、使い易いとは言えないと思います。
球後穴の美容鍼
使いにくいと言いましたが、美容鍼としての球後穴は、かなり有効なツボです。
目の下のたるみやクマなどに効果的です。
でも、ご紹介しておいて何ですが、私はこの球後穴に直接鍼を刺す事はありません。
やはり、皮膚が薄く、内出血の危険が高い場所で、非常に腫れ易いので使い辛いのです。
しかし、美容鍼としての効能は素晴らしいので、工夫して使っています。
具体的には、球後穴から皮膚を引いて行き、
瞳子髎穴や

太陽穴に鍼をしています。

これで十分に目の下のトラブルに効いてくれます。
まとめ
鍼だけでなく、顔面部のマッサージや指圧などでも、押圧の強さには気を付けた方が良いツボです。
セルフマッサージなどの時にも、十分に気を付けて行なって下さい。