大泉井頭針灸院

ツボ解説 睛明

【ツボ解説】睛明(せいめい)疲れ目だけじゃ無い!眼の疾患の常用穴


疲れ目のツボ解説、今回は、
睛明(せいめい)
です。

以前に解説した攅竹穴と同じ
足の太陽膀胱経(BL)に属していて、膀胱経の最初の経穴です。

眼の疾患に対して、非常に良く使われます。
疲れ目の時などは、無意識に睛明の辺りを指で揉んでいる事もあるのでは無いでしょうか。

睛明(せいめい)BL1

BL2 睛明(せいめい)


疲れ目の時などは、押すと軽い痛みを感じるかも知れません。

睛明穴の場所

目頭の内端(内眼角)と鼻根の間にあります。
眼窩の骨の縁に取ります。

場所について諸説あるのですが、私は、内眼角よりも僅かに上方に取穴する事が多いです。
探ってみて、反応の強い所に決める事にしています。

睛明穴の効能

疲れ目をはじめとして、眼の諸疾患に良く使われます。
眼の周りの筋肉がピクピクと痙攣する時にも効果的です。

鼻にも近いので、鼻詰まりや鼻水にも使いますが、やはり、眼に使う印象の強いツボですね。

セルフマッサージ

場所が場所なので、鍼をする場合には、皮下出血などに神経を使うツボですが、マッサージならそれ程では無いでしょう。
しかし、デリケートな場所なので、強い刺激は厳禁です。

睛明穴を真っ直ぐに指圧するのはお勧め出来ません。
鼻根の方に向かって、柔らかく刺激しましょう。

院長お勧めの揉み方は

攅竹穴の解説で述べた様に、鼻をかむ様な格好で刺激するのも良いですが、普通に鼻根を摘む様にするのが安全で良いと思います。

親指と人差し指の腹で、両側の睛明穴を、鼻の付け根を摘む様にして刺激します。
そうすれば、誤って眼球を傷付ける事も無いでしょう。

それでも、十分に注意をしてセルフマッサージを行なって下さい。


特に疲れ目には効果的なツボなので、上手に利用して欲しいと思います。