大泉井頭針灸院

ツボ解説 目窓

【ツボ解説】目窓(もくそう)目のためだけのツボじゃない

今回のツボ解説は頭皮にあるツボ
目窓穴
です。

目窓(もくそう)GB16

ツボ解説 目窓

足の少陽胆経に属するツボです。
経穴名が表す通り目に関係が深いツボです。

目窓の場所

瞳の直上で髪の生え際から2横指(指の幅2本分、約4.5cm)の所にあります。
少し凹んで触れることが多く、押すと痛みを感じる所です。
髪の毛の生え際が後退して生え際が分からない方は、眉毛を挙げてみてシワの寄るところまでが額です。

目窓の効能

眼精疲労頭痛などによく使います。
目の疾患に有効ですが、どちらかというと肩こりや目の疲れなどの疲労による症状に使われることが多いように思います。

育毛と目窓

目窓は育毛のツボだという説は強力です。
確かにこの辺りの血行が改善されると育毛に効果があると思います。

しかし、大泉井頭針灸院の育毛治療では、目窓の更に中心寄りのポイントを使っています。
目窓顖会(しんえ)穴の中間辺りにポイントを探っています。

頭皮の薄毛のある方には、目窓よりも更に痛い場所があるのです。
その時の反応次第ではありますが、ここに鍼をすることが多いです。
ご自身で軽くマッサージなどされても良いかと思います。

この顖会穴も興味深いツボなので、また改めて解説したいと思います。